管理人の心に残る佐野選手ベストバウト その1

2001年8月11日 EWP無限興行 於:栃木文明軒内特設リング インディークルーザー級選手権試合 (王者)吉田和則 対 (挑戦者)佐野直

雨の降りしきる当日。当初屋外での興行の予定が急遽文明軒の工場内に設置された特設リングでの開催とあいなった。
チケットにも佐野選手の写真を使用していることから当日は佐野選手興行とも呼ばれる興行。
メインイベントに出場することとなった佐野選手。ところが開催の挨拶をしている佐野選手にいきなりのアクシデントが・・・
何とタイトルマッチに出場する予定だった王者吉田和則選手が興行をボイコット。代わりにEAGLE所属の峰選手が試合をするということに。
観客の中からは「佐野のタイトルマッチを期待して来たんだぞ!」との声も。果たしてメインはどうなってしまうのか・・・??
ともあれ、第1試合からセミファイナルまで様々な選手が今まで見たことも無いような試合を連発。注目のメインイベントへ。
入場時に佐野選手が見せるリング内での祈りのポーズの最中に先制攻撃を仕掛けた峰選手。ところがキャリアの差を見せ付けた佐野選手。一瞬にして形勢逆転!
と、その時。ボイコットしたはずの吉田選手が姿を現したのであった。佐野選手と峰選手の試合から一転、予定通りにタイトルマッチが組まれることに。
生涯初ベルト奪取に向けて燃える佐野選手。得意の空中殺法で王者を攻め込む。さすがの試合巧者である吉田選手も防戦一方。
ところが吉田選手にも王者の意地がある。要所要所でポイントを押さえて猛攻を耐え切る。
ジャーマンやノーザンライトで吉田選手からもう少しでピンフォールを狙えたものの、最後は吉田選手得意のリバース・ゴリースペシャルボムで涙を飲んだ・・・
試合後佐野選手の健闘をたたえた吉田選手。誰もが思ったはずだ。「佐野直のベルト姿を見たかった」と・・・。
思えばこの試合が小生と佐野選手を結びつけたと言っても過言ではない。一番の思い出に残っている試合である。
ちなみに、その直後に行われたボーナストラックのロイヤルランブル式バトルロイヤルでは佐野選手は一番最初に入場。
直後に入場してきた高木三四郎選手(DDT)に三四郎スタナーを食らってしまい退場させられてしまっていた・・・。
あの骨折事故からの復帰の時、高木選手との一騎打ちを熱望した佐野選手。いつかその試合をリングの上で見たいものである。
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